経営のゴールって何でしょうか
究極的な話、経営のゴールは、
・会社を次の経営者に引き継ぐこと(狙ってやる)
・廃業すること(狙わずなる)
上記のいずれかと思います。
できれば前者をゴールとしたいものですね。
前者は狙ってやるものですので、実行する場合も「どうやって?」「誰に?」というのが論点となります。
(1)M&Aにより会社を売却
(2)IPOにより公開企業化して次世代へ引き継ぐ
(3)自分の後継者(息子、親族など)へ引き継ぐ
これらが考えられます。
もっとも多いのが(3)(事業承継)ですが、個人的には最近(1)(売却)も良いのではと思っています。経営者の利潤のみを考えると一番手っ取り早く、手残りも多いです(利益に対する税率が約20%と、日本の税制の中では圧倒的に有利)。
ただ、(1)や(2)についてはどうやって進めたらよいか分かりにくいかもしれません。
M&AやIPOを目指す上で大事なこと
私の経験上、どちらも
・事業の魅力度が高いこと(利益が出ている、将来性があるなど)
・会計処理が継続してきちんとしていること
が大きなポイントになってくると思います((3)(事業承継)の場合もそうかもですね)。
意外かもしれませんが、「会計処理がきちんとしていること」も大変重要となります。過去の内容不明な会計処理なども望ましくないので、M&AやIPOを目指す会社は、会計処理もきちんと行っていくことを意識して下さい。
M&AやIPOを目指す上でポイントとなる事項は、事業の選択、会計処理の検討、内部統制の構築、予算の精度、関連するプレイヤー(アドバイザー)の選定など多岐に渡ります。
意識して取り組むのとそうでないのでは当然生まれてくる結果が異なってきます。
M&AやIPOを経営のゴール(マイルストーン)として考える方は是非それに向けた経営を意識してみてください。
経営のゴールについてもやっとしている方は、身近な専門家に相談してみてください。
いかがでしたでしょうか。
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